YouTube 運営のポイント①

お店や会社のPRを兼ねてYou Tubeを開設・運営している方向けの記事です。
私が、YouTubeのサムネイルを制作してきた中で

クライアント様とのやり取で感じたこと
他のデザイナーの方から聞いた情報


などから
You Tubeの運営のポイントをまとめて解説します。

経営者の方に知っていただきたいのは、少ない登録者でもYouTubeを利用して
【信頼度UP】【売上に直結】させることが可能なことです。

You TubeもSNSの1つ

お店や会社の情報発信で使われているものだと
・チラシやDM
・インスタやLINE

これらが多いかと思います。

「You Tube」は興味があるけど大変そう…
このようなイメージが先行して YouTube に取り組む方は少ないのが現状です。

仮に、業務としてYouTubeを運営した場合には【大きな負担】となります。
しかし、YouTubeのメリットは情報量が多いことです。
 
 → 動画だけでなく、概要欄での説明や外部のホームページに
   誘導ができるので、信頼の獲得・集客・販売に繋げることが可能です。

高額商品(住宅や車、投資など)なら
動画制作を外注し、高額な費用を支払っても
商品を1つでも、売れてしまえば元が取れることも普通にあります。

YouTubeもSNSの1つです。
インスタは「インスタ映え」というワードがあるくらい
画像に特化していますが、それぞれのSNSは反応も客層も異なります。
YouTubeは間違いなく、SNSの中で大量の情報を発信できるツールです。

You Tubeを始める前に必要なもの

よくYouTubeの動画で
「スマホ1台あれば動画は取れる」との説明していますが、競争の激しい現在ではストレスを感じさせない動画であることが求められています。現に、人気のチャンネルでは素人の方が色々と調べて試行錯誤を重ねて運営されているので、この1~2年でYouTube全体のクオリティーが格段に向上しています。

業務に使うなら
①スマホ
②パソコン
③専用のマイク
④スマホ用のスタンド
⑤照明

の5点はあった方がいいと感じます。

・音質がガサツ
・映像が暗い
・手振れが酷い
などのマイナスの印象があるだけで、すぐに動画から離脱されてしまいます。

又、スマホだけでも動画編集は可能ですが、パソコンの方が早く、楽にできます。

動画が視聴されるのは平均で【動画時間の40%】
つまり、10分の動画なら4分で(見ることをやめてしまう)離脱されてしまうということです。

それだけ動画を見てもらうことは難しいので、基本的なアイテムで動画の視聴時間が確保できるなら
視聴者の為も含めてコスパは良いものです。

動画制作の準備

YouTubeもチラシやCM、インスタなどと同様に

・目的
・コンセプト
・ターゲット
などの設定が必要不可欠です。

目的がお店の「集客」や、商品の「販売」であれば
【登録者】が多いのに販売に繋がらないなんてことにならないように

・ターゲットに響く動画内容
・競合との差別化
・信頼を得られること

以上のことを意識した動画内容を設計します。

ラインやメルマガへの誘致をしてリストを作るなら

・概要欄の使い方
・集客・販売への流れ
も検討しましょう。

動画を見る中で、概要欄を見ることを促す

概要欄で視聴者の興味を惹くことや、メリットを訴求

公式ラインやメルマガに登録


ステップ配信などで成約(販売)


基本的には、このような流れを多く見ます。

チャンネル解説したばかりのうちは手探り状態になるので、競合のやり方を見て分析すると、ロスは減らしやすいです。

商品の案件を多くこなしていると思われるチャンネルの概要欄を実際に、1つずつクリックしてどのような流れなのか確認するだけでも参考になります。

動画のチェックポイント

YouTubeは競争が激しくなっています。
最近は【分かりやすい解説】は多くありますが
【丁寧な解説】は、ジャンルによって温度差が大きく
差別化しやすいポイントです。しかし…

【丁寧な解説】は、動画編集や台本に時間がかかります。

・取扱い商品の単価によって選別
・競合との差別化で【丁寧さ】を調整する
・業務の動画編集に当てれる時間から検討
などから、求める効果 × 実際に捻出できる時間 で判断しましょう。

確認する数値

これから説明する数値は、YouTubeのアナリティクスから確認ができます。
(YouTubeのチャンネル開設も、これから説明するアナリティクスも無料)

動画の視聴回数が伸びない原因=「サムネイル」が悪い
この考えのチャンネル運営者さん意外と多かったのですが
全体の数値から判断しないと視聴回数の改善が雑なものになります。

サムネイルの評価はこの後に説明する「クリック率」で判断できます。

お店や会社の業務を考慮して
最低限は管理したいYouTubeの3つの数値管理

①インプレッション

YouTubeでサムネイルが表示された回数

・おすすめ
・検索など
YouTubeの中でサムネイルが表示された場合です。

②クリック率

表示されたサムネイルが実際にクリックされた回数

【クリック率の目安】
YouTube全体では平均が 4~5%
・一般的に 10%を超えれば高い

クリック率の認識はもう少し深めることが必要です。
例えばですが、You Tuberの

【イケハヤ】さんと、【マナブ】さん
ナカジさんの【ウェブ職TV】と、ヒトデさんの【ヒトデせいやチャンネル】
を比較した場合はクリック率の数値は違うと思います。実際に見たことはありませんが…

・クリック率はジャンル・チャンネルごとによって大きく異なる
・自分のチャンネルの平均クリック率を把握すること

以上のことは、自身のチャンネルを分析する上で理解をしておく必要があります。

ある程度の動画本数が溜まってきたら、動画を分類し更にクリック率の傾向を細かく分析します。

自分のチャンネルのジャンルの平均クリック率が、3%なのに対し10%のクリック数を求めるのであれば、その対策に必要なデータを用意する必要があります。

又、クリック率も含めて数値分析の仮設・検証は誰が行うのかを明確にし、それらのデーターや、仮説をデザイナーにも落とし込んで情報共有をしているかも重要です。

【クリック率が高い】 
→ クリックしたくなるキャッチフレーズやデザイン

【クリック率が高いが視聴時間が短い】
→ 視聴者の期待外れ
  例)サムネイルのイメージと動画内容が異なる
  例)動画が競合の動画に比べ見劣りする


YouTubeで疑問や悩みを解消する視聴者は、同じジャンルの競合をいくつか見て知識を深める傾向があるので

【競合より良い動画】の指標よりも
【競合と合わせて視聴すると更に参考になる】というように


競合との切り口・内容・視点を変えることで、同じジャンル中でも

自分だけのポジションが確立でき、消耗することを回避することが可能です。
視聴者は沢山の競合を見ていることの意識が必要です。

③視聴維持率

動画全体を100としてみた場合に、どれ位の割合が見られたかの数値です。先に述べたように「10分の動画」で、4分で視聴が止められたら視聴維持率は40%となります。

実際のアナリティクスの画面で見てみると
視聴者の関心が高まっているポイントが分かります。


動画の初めに、最後まで見てもらえる工夫として

・最後まで見ることで理解がより深まります
・動画の最後の方では、ほとんどの人が気が付かないうちに
 陥るミスについて解説します。

といったトークで引き留めをしています。
(実際にはもっと細かく分解して、「型」の中でトークを組み立てている方が多いです。)

又、離脱(動画の視聴を止めた)のポイントから、離脱した理由を考察することも重要です。

YouTube全体での動画視聴維持率の平均は40%
これを超えることができればYouTubeより、高評価を受けて【おすすめ関連】に表示され、多くの方に見られることも可能です。

視聴維持率を伸ばすには
・内容と構成
・ボリューム(時間)
・テンポ(リズム)

内容と構成】は、初心者に分かりやすいことは必須で、具体的にターゲットなる視聴者のニーズを満たすもの

【ボリューム】は同じジャンルでも短いか、長いかで大きく分かれます。

要点をコンパクトにまとめる
 → 忙しい、疲れている人にアプローチ

集中講座のように長めにして
 → じっくり学びたい人向け。
   動画内容がしっかりしていると感じてもらえれば
  何度も動画を見る視聴者を得ることが期待できる。
  
 → 参考書のように視聴者の必要とするものが
   ある程度まとまっていることが理想。

【テンポ】は動画制作者や、ディレクターは特に意識しているポイントの一つです。
好きな音楽のリズムに似ていて、おそらく漫才のトークにも共通します。

視聴者にとって、心地良いテンポ(リズム)、クセになるようなテンポ…など、人気のチャンネルには一定のテンポがあることが多いです。

競合の調査

知り合いの社長様が、YouTubeを運営しており
動画内容が競合より大きく見劣りしてることが原因で
視聴回数がほとんど変化していないということがありました。

その方は、経営者としても営業としても、とても優秀な方でしたが
競合調査を一切していませんでした。

無料で見れる動画ですが、実戦的で役に立つものが多くあります。
YouTubeの中での数値面だけでなく話題性なども含めた「相場」を意識しましょう。

競合が、下記の満足度をどれくらい満たしていて、自身の動画はそれを上回ることができるのか?
ジャンル全体の視聴者の満足度を下回るようでしたら、インプレッションやクリック率が良くても徐々にインプレッションが下がり、動画の視聴回数が伸びなくなります。

内容の充実度 × 動画の長さ × 差別化 = 視聴者の満足度

競合と比較された場合に薄っぺらく感じないか?
競合との差別化を図り、個性が出せているか?

相場とかけ離れていては、視聴されないチャンネルになります。

ここまでで説明したポイントを意識しながら競合のチャンネルを見てみて
特に人気のあるチャンネルを分析してみることをお勧めします。

ある程度の実績のあるチャンネルは、分析と改善を繰り返していることが多いので

その構成にしている理由を考察してみるのは、長期的に見て役立ちます。

仮説と検証

普段のお店や会社の経営と同じように、結果の分析と改善しながら
チャンネルの運営目的からそれないようにします。

YouTubeの特性を利用して

・旬なものを動画にする
 → 例)サッカーWカップの日本戦の感想
・競合の人気の動画にダブらせた動画
 → 例)競合がトマトのパスタで人気が出たら
    トマトのパスタに合う赤ワインの特集動画などで対抗
    (完全なパクリはダメですけど)

という手法も、YouTubeではよく使われているので
動画への誘導には役立ちます。

お店や会社でYouTubeを運営するなら
労力を考慮して分析の基準を決めて、無理のない仕組みを作りましょう。

動画制作の負担を減らす工夫

お店や会社でYouTubeを運営するのは
プレーヤー兼、経営者の方だと深刻な労働量になりかねません。

出来るだけ負担を減らすには

動画編集はスマホでなくパソコンでやる

 → スマホでの動画編集よりもパソコンの方が断然「楽」で
   早くできます。中古のパソコンなら安く手に入りますし
   動画編集ソフトのフリーの無料のものもあります。

撮影は数本の動画をまとめて取る

 → あらかじめ動画の内容を決めておくことが前提ですが
   動画は投稿が予約できるので
   動画の撮影も編集もまとめての方が効率が上がります。

外部に発注する

 → 分かりやすい動画にするなら画像で説明文を入れたり
  することも有効です。
  動画の制作は1つの動画数万かかるイメージもありますが
  ココナラなどのサービスで編集内容を決めておき
  格安でやってもらうことも可能です。

  ※ココナラでいきなりサービスを購入するのではなく、サービス出品者にダイレクトメールを送り
   相談してみるのも無難です。
大抵は丁寧な対応が返ってきます。
   説明がコンパクトで分かりやすい出品者はやり取りがスムーズな印象があります。

→ 「編集の外注」の一例なので参考にご覧ください。

  動画内の話が切替わる時だけ「画像」と「音」で知らせる。
  この部分だけの編集を依頼。
  
  (1本5分の動画で表示は5回ほど)× 動画本数は3本 = 費用〇〇円
  …というようにすれば安く抑えることも可能です。
  
  「ともかくはじめは安くしたい」なら
   ココナラや、クラウドワークスは安く依頼できる印象があります。
  注意)費用とクオリティーは、比例することが多いので割り切りが必要です。
  使いやすさと分かりやすさならココナラがお勧めです。

  ココナラとクラウドワークスの両方ともアカウントの登録は無料でできます。
  TVCMで話題のココナラはこちらから

トークだけの動画にする

 → このやり方の経営者は多く見かけます。
サムネイルは、専用に画像を作らないと損失が大きいですが
   ・それ以外の編集は一切しない
   ・トークだけで分かりやすく
   ・ 役立つ情報を伝える

この方法であれば負担は大きく減らせます。
 但し、視聴者の感情に響くトークスキルが理想になります。

まとめ

・YouTubeはSNSの1つ、特徴にあった運用が必要
・YouTubeの撮影に必要なものは、スマホ・パソコン・照明・スタンド・マイク
・動画制作の準備では、 どのようなお客様に何を伝えるかを決める
・動画のチェックポイントでは、インプレッション・クリック数・動画視聴維持率の3つを分析
・動画制作の負担を減らす工夫は、自身がする内容を明確に、一部の編集でも外注は可能でまとめての撮影と編集

視聴者の行動を分析に役立たせる記事はこちらから

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